スプラトゥーンの辛さについて語ってみる
「からい」じゃなくて「つらい」。「スプラトゥーン面白いけど、現状では反射神経無い人には結構辛いよね」という話。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2015/05/28
- メディア: Video Game
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実際のところ、スプラトゥーンは非常に面白いし、かつ色々と語ってみたくなるような変な魅力のあるゲームなのよな。面白さについては検索すれば商業メディア/ブログ/Twitter/ニコ動ようつべと、ありとあらゆる所で語られてるので深くは触れません。
何が面白いのさ
とりあえず。
【「Splatoon(スプラトゥーン)」レビュー】Splatoon(スプラトゥーン) - GAME Watch
といった所で語られてる魅力は全部ほんとのことで、まあWiiU本体ごと買っても損は無い出来。このゲームのために発売一週間前に(販売終了直前の)WiiU ベーシックセットを買った自分が言うんだから間違いない。辛い辛いと言いつつ、この前の土日はほぼスプラトゥーンで終わった。
何が辛いのさ
と、ここからが本題。
面白いのは面白いんだけど、自分としてはプレイしてて結構辛い感じがするのも確かなわけで。
今のところ、インクの塗り合い合戦(ナワバリバトル)はオンライン対戦で無いと出来ないわけですが、なんとゆーかこー、ある程度ランクが上がった後の対戦相手にガチ勢が多い。ここで言うガチ勢っていうのは、FPS/TPSの基本動作をこなしてくる感じの手慣れたプレイヤーとか、ステージ別の攻略情報とかを事前に仕込んでくるような、1回の対戦で0デス5キル10キルとかしちゃうあの辺の人たち。で、自分の技量だとkill出来ないとか以前に牽制や足止めすら満足に出来ないんですな。
個人的にはガチな人と一緒にプレイするよか、NPC相手にまったりインクを塗り合いつつキャッキャウフフとまったり孤独にローカルプレイしたい訳なんですが、現状のローカルプレイはパズルアクション的な色が強く、塗り合いバトルは用意されていません。まあ、ローカルプレイについてはそれはそれで面白いのは確かなんですが………………インク塗りたくり合戦したいです。
オンライン対戦のマッチングは、各プレイヤーのランク*1と"チョーシ"ポイント*2に従って行われてる感じなんですが、どうも自分のケースだと、周りと比べて自分のプレイが見劣りするレベルでマッチングが安定しがちな気がするんですよね。なんというか、「ピーターの法則」的な感じで「自分が周囲と比べて無能」ってところで平衡状態になってしまう感。
え?「序盤ラッシュ後は後方でベタ塗りしてるだけでも全体への貢献になる」?後方でベタ塗りしてても(後方でベタ塗り出来るぐらい前線が確保できてるのであれば)全体の勝敗への影響は低いし、自陣周辺まで押し込まれたら蹂躙されて成されるがままですよ実際のところ。
多分、元からシューター系をやり慣れてる人や、反射神経のいい人にとってはこの辺の感覚は理解できないだろうなーと思うんですが、全体的にスプラトゥーン絶賛してる人の中心層は多分この辺だとおもうので「辛い」って意見があんまり表に出てこない感じがする。ちょうどスポーツ大好きな人にとって
「お前も野球したいの?じゃあライパチ*3な」
的な言動の辛さが理解できないのと同じような感じかと。
E3のスプラトゥーン動画を初めて見た時に感じたのは、もしかしたらシューター苦手な人でもこの辺の劣等感を感じずにプレイできるかもしれないって期待だったんですが、勝手に期待しといて裏切られた感。似たような期待をしてる人はある程度覚悟を持って買ったほうが良いかもしれない。面白いけど。
この辺、もうちょっとオンライン対戦のマッチングで工夫してくれるか、マップ上のランダムアイテムを拾いつつ塗り合いするような運要素の入った対戦が実装されるか、あるいはオフラインでNPC相手にナワバリバトル出来るように成れば一気に解消しそうなんですけどね。