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長距離歩くときにGoogle乗換案内の徒歩所要時間を信用しちゃダメだってばっちゃが言ってた

日テレ24時間マラソンのスタート地点オイレス工業藤沢工場から日本武道館までは徒歩で約10時間でいけることが判明 : 市況かぶ全力2階建 日テレ24時間マラソンのスタート地点オイレス工業藤沢工場から日本武道館までは徒歩で約10時間でいけることが判明 : 市況かぶ全力2階建

というタイトルを見て思い出した、Google乗換案内の徒歩移動時間は(少なくとも長距離移動では)ホントに当てにならないというメモ。


3.11で帰宅難民になった時に、Google乗換案内で職場から家までの経路を出して徒歩所要時間を確認したら「三時間半」と出て

「17:30分に会社を出ても21時には家に着けるんだったら徒歩で帰っても良いかな」

と判断して帰ってみたら、実際に家にたどり着いた時点で25時回ってた(所要時間は7時間以上)という苦い実体験が有るので、それ以降Google乗換案内の徒歩移動時間は完全に信用しなくなりました。ちなみに会社から家まではほぼ平坦で坂の昇り降りは殆ど無く、歩道も整備されており、地震の影響で道路が寸断されていたりという事も無かったです(首都圏だし)。


とりあえず、2013年夏の時点で、Google乗換案内の徒歩所要時間がどんだけ当てになるのかを検証してみました。

まず、比較的短距離の場合にGoogle乗換案内が表示する徒歩所要時間を見てみます。
サンプルとして、京王線新宿駅から東京都庁までの検索結果。わりかし一本道かつ、歩道も整備されており、歩道橋の昇り降り以外はほぼ平坦地というケースです。



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検索候補の距離と徒歩所要時間、およびそこから算出される徒歩速度をまとめてみると

距離 徒歩所要時間 徒歩速度(算出値)
950m 11 分 約86 m/分
1.0 km 12 分 約83 m/分
1.1 km 14 分 約79 m/分


まあ、だいたい徒歩の速度を80~85 m/分 ぐらいで算出していることがわかります。
この徒歩速度は、「最寄り駅で降りて、後は比較的近距離の目的地まで歩く」というユースケースを前提として、かなり早足なペースを想定しているのでは無いかと思います。
では次に、平坦地を長距離歩いた場合にGoogle乗換案内が表示する徒歩所要時間を見てみましょう。
新宿駅から八王子駅まで35kmひたすら歩くよという想定です。

f:id:ka-ka_xyz:20130825194808p:plain

検索候補の距離と徒歩所要時間、およびそこから算出される徒歩速度をまとめてみると

距離 徒歩所要時間 徒歩速度(算出値)
35.0 km 7 時間 18 分 約80 m/分
35.3 km 7 時間 22 分 約80 m/分
35.6 km 7 時間 27 分 約80 m/分

となっており、Google乗換案内が想定している想定してる徒歩速度は、近距離とほぼ同じペースの80 m/分 であることが分かります。

ちなみに、不動産広告でよく見る「駅から徒歩XX分」という徒歩所要時間には、「道路距離80mを徒歩1分に換算する。」という規定があるらしく(参照Google乗換案内の徒歩所要時間もこの規定に沿っていると思われます。


ということで、目的地までの実際の距離にかかわらず、Google乗換案内が出す徒歩所要時間はあくまで近距離移動が前提のようです。不意に長距離歩かないといけなくなった場合に、例えば

  • 革靴+スーツ
  • 事前準備(数日前から慣らし歩き等)全くなし

という状況だと、このペースで数時間歩くのは、体力的に余程の余裕が無いとかなり厳しいはずです。自分は歩き始めから3時間ぐらいでかなりへばってました。また、天候や気温によってもキツさがだいぶん変わります。てか炎天下とか厳寒期だと命にかかわる。

距離に応じて徒歩所要時間の計算に使う速度を段階的に遅くする、あるいは検索時のオプションとして「速く歩く」「ゆっくり歩く」といった選択肢を追加するなどすればこの問題はある程度解決するはずですが、『そもそも「乗換案内」なんでそんな長距離想定して無いし、する気も無い』って言われてたらしょうが無いかなという気も。