ロボットベンチャー「SCHAFT」設立理由について調べてみた(結論:裏付けは取れなかった)

の件。「軍事研究」誌以外に、裏付けとなるような情報が有るかどうかざっくり探してみたけど見つからなかったよというまとめ。

「軍事研究」誌の記事

取り敢えず、上記Tweetの元ネタは

軍事研究 2014年 01月号 [雑誌]

軍事研究 2014年 01月号 [雑誌]

の記事福島第一原発事故で米国防総省が動く DARPAロボティク・チャレンジ 世界初の人型ロボット競技会」です。
この記事はDARPAロボティク・チャレンジの概要・背景・競技の評価基準・主要参加チームの紹介などがコンパクトにまとまった内容で、お勧めです。競技会開始前の記事なんで結果については出てませんが、この記事のためだけに「軍事研究」誌買っても損しないレベルなんで、興味を持った方はぜひ購入を
で、元ネタになった箇所を引用。

(前略)
その後、DRCの開催を知った二人は、自分たちが目指していたロボット開発が実現できるという希望を抱くも、大学側はDRCへの参加を認めなかった。その最大の理由は、大学が、軍事目的に転用可能な技術開発に対し軍をはじめとする組織からの資金提供を受けることを堅く禁じていたことにあった。
そのため、二人は大学を辞め、2012年五月にSCHAFT社を設立。
(後略)

SCHAFT社を設立した理由として、大学研究室としてDARPA(米国国防高等研究計画局)からの研究資金を受けることが出来なかったためとしています。
取り敢えず、単一ソースに頼るのも不安なので裏付け情報を取れるかなと思って少し調べてみました。

SCHAFT社ホームページ

SCHAFT Inc. / 株式会社SCHAFT(シャフト) | – ヒト型ロボットの研究開発・製造・販売 / Humanoid Robot Research, Manufacturing and Sales -

この記事を書いた時点では、SCHAFT社ホームページには一枚絵しか情報がありません。htmlソースを見てもリンク等は無し。

https://archive.org/で過去のHP内容を見てみると、2013年12月8日時点までは「会社概要」「技術紹介」といったコンテンツが有ったようですが、おそらくGoogleによる買収の影響でこの辺の情報は一時的に非公開となっていると思われます。

SCHAFT Inc. / 株式会社SCHAFT(シャフト) | – ヒト型ロボットの研究開発・製造・販売 / Humanoid Robot Research, Manufacturing and Sales - (12月8日のアーカイブ)

ただ、やはり設立理由については特に記載はありません。


また、古巣の東京大学情報理工学系研究科・情報システム工学研究室(JSK)にもSCHAFT社に関する情報は全く出ていません。


その他Web上の情報

では、その他WebメディアでSCHAFT社の設立理由について取り上げた記事は無いのでしょうか?検索しましたが以下の記事ぐらいしかヒットしませんでした。

ロボットポータル-ロボナブル-東大出身ベンチャー・SCHAFT社に支援の輪、DARPA Robotics Challenge
SCHAFT社CFO加藤氏に聞く、Google買収までの舞台裏【@itmsc】 | TechWave

あと、海外記事は日本語圏よりさらに情報が少ない。

結論「裏付けは取れなかった」

ということで、「SCHAFT社を設立した理由は、研究室としてはDARPAロボティク・チャレンジへの参加(DARPAからの資金提供)出来なかったため」という記事を直接裏付けるような情報は発見できませんでした。
ただ、Web上で影の薄い有償紙媒体やテレビ番組で、当事者へのインタビュー等の裏付け情報が存在する可能性もあります。

ということで、取り敢えずの結論としては「探して見た限りでは、裏付けは取れなかった」ってことで。