「軍事研究」2013年1月号

軍事研究 2013年 01月号 [雑誌]

軍事研究 2013年 01月号 [雑誌]

気になった記事について軽くメモ。

「4.7万人規模、日米共同統合演習の実態に迫る」

日米共同での離島奪還作戦を想定したと思われるシナリオや、北方部隊の南転が一般化してきていること、米海軍の揚陸艦による自衛隊車両輸送など、色々と面白い。

海上自衛隊ペルシャ湾掃海訓練

米軍主導の多国籍掃海演習IMCMEX12についての記事。機雷創作用UUV「リーマス」(REMUS 600 UUV to open new research windows on Chesapeake Bay, Hudson River, other marine environments - Military & Aerospace Electronics)の操作が汎用PC(Panasonicタフブック)とPC用USBゲームパッド。一方国産UUVであるS-7は今のところ専用コンソールらしい。まあ、リーマスは今のところ機雷捜索のみと機能が限定されているので、用途が大分違うっぽいけど。

プーチンのロシア、軍事情勢2012

ロシア徴兵制度の破綻っぷりや、完全志願制への移行中だが人も予算も足りなくて大幅定員割れ・・・という状況らしい。

内陸深く誕生した"戦車都市"

第二次大戦の独ソ戦で、ソ連の重工業や軍事産業の主力工場はウラル山脈の東側へと根こそぎ疎開し、一年ちょっとで生産を軌道に乗せることに成功したが、このような迅速な移転を可能にした背景についての記事。
日本やドイツが戦争末期に軍需生産が落ち込んだ原因の一つとして、軍需工場の疎開と分散が挙げられるけど、その辺と比較するとこの時のソ連の疎開計画は色々と凄い。基本的には鉄道輸送のはずで、低コストで大重量を運べる水運が無いと重工業はきつい気がするけど・・・。

アージュンMKIIトライアル映像公開

・・・・未だ諦めてなかったアージュン戦車。研究開発期間はそろそろ40年。これがホンモノの炎上プロジェクトって奴か。

参照: 軍事板常見問題「アルジュン戦車はどうなったのか?

欧州共同防空艦プロヴィンシェン級を探る

参照: デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン級フリゲート - Wikipedia

オランダ海軍のプロヴィンシェン級フリゲート「デ・ロイテル」同乗記。

居住区画は階級ごとに原色の赤や黄色、オレンジなどの色がドアや通路に多く使われており、用具やレイアウト等モダン・ヨーロッパのデザインを採用している。

日米欧露中で艦内デザイン・レイアウト比較とか面白そう。