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「THE FUTURE IS JAPANESE」感想

読書

THE FUTURE IS JAPANESE (Jコレクション)

THE FUTURE IS JAPANESE (Jコレクション)

フィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞した伊藤計劃『ハーモニー』ほか、日本SFの翻訳出版を精力的に進めるHaikasoru。同レーベルから刊行された、日本がテーマのアンソロジーをJコレクションにて凱旋出版。日本作家は、円城塔小川一水菊地秀行の書き下ろしに、飛浩隆星雲賞受賞短篇「自生の夢」再録、伊藤計劃の傑作「The Indifference Engine」英語版をそのまま収録。いっぽう海外作家は、ネビュラ賞受賞のケン・リュウ、ローカス賞3部門同時受賞のキャサリン・M・ヴァレンテという本邦初訳の新鋭から、大御所ブルース・スターリングまで、書き下ろし8篇を訳載する。

ちなみに英語版の表紙はコレ( Haikasoru: Space Opera. Dark Fantasy. Hard Science.
http://www.haikasoru.com/images/products/futureisjapanese_250x396.png
誰か止める奴は居なかったのか・・・。

感想としては、全般的に日本人作家陣の方がクオリティが高いという印象です。まあ「日本ネタ」SFという縛りがある以上当然といえば当然な気もしますが。以下、気になった作品についてメモ。

自己犠牲サムライ的ステロタイプ日本人。とはいえ、淡々とした待避の光景にはちょっと来るものが有る。

  • デイヴィッド・モーリス「地帯兵器コロンビーン」

エヴァと「ストーカー」のニコイチ・・・という以外に何を書けば良いんだろうか。

凄くラファティっぽいけど、多分意識してやってる(セリフで「九百人のお婆さん」にさらっと触れたりしてるし。)

小惑星農耕SF。ステロタイプ的な国民感を笑い飛ばすオチは流石。

高度に進化したサイバーパンク筒井康隆のドタバタと区別が付かない。


個人的なベストは「ゴールデンブレッド」かな。