Hearts of Iron 3 プレイ日記 その2
陸軍の規模と士官充足率について
HoI2では、とにかくICとマンパワーが許す限り軍事力を拡張していくことが可能ですが、HoI3では「士官充足率」というパラメータが絡んできます。
その1で紹介したとおり、指導力(ある程度教育を受けた人材層)を各分野へ割り振ることができますが、その割り振り先の1つとして「士官(Officers)」という分野が存在します。
連隊の数に対して士官が十分存在していれば士官充足率が高く、不足していれば低くなります。士官充足率は部隊の組織率に直結するため、HoI2では部隊の組織率はドクトリン研究を重ねることで上がって行きましたが、HoI3ではドクトリン研究に加えて士官充足率を上げる事が必要となります。
ただし、同じ指導力ポイントを割り振っても、徴兵法として「義勇軍(Volunteer Army、平時の予備役連隊の充足率は25%)」を採用していると士官の増加効率が悪く、逆に平時に取れる最も厳しい徴兵制度である「三年兵役制(Three-Year Draft、75%)」や戦時のみ適用可能な「随意徴兵制(Service by Requirement、フル充足)」を採用している場合、増加効率が高くなります。
士官の増加効率とは逆に、「義勇軍」採用時は予備役連隊を安価に生産でき、「三年兵役制」や戦時の「随意徴兵制」採用時は生産コストが高くなります。
要は、量を優先すると質が落ち、質を優先すると量が落ちるという関係です。
指導力、IC共に充実している米国やドイツの場合には余り問題とはならないと思いますが、マンパワー以外は両者に一歩劣るソ連にとっては、質と量のバランスを見極めることが重要となります。
民兵連隊中心の編成へシフト
ドイツへ対抗するために量を揃えれば質(士官充足率)が絶望的に低下し、質を揃えれば量的にドイツに太刀打ち出来ず・・・というジレンマを解消するため、歩兵連隊を解散して民兵連隊を再作成します。
民兵連隊は要求される士官数が通常の歩兵連隊の1/10とお得であり、多少作りすぎても士官充足率がトンデモなく低下することは先ず有りません。まあ、性能的には通常の歩兵連隊とは比べ物になりませんが、陸戦ドクトリンを研究することである程度カバー可能です。
1941年までにやったこと
- 指導力の分配は「その1」参照
- 初期配置されている歩兵師団は全て解散
- 1936年〜1937年までは工場を増設し、ICを増やす
- 工場の増設が終了した段階で赤軍大粛清イベントを発動
- 大粛清イベントによる不満度増加が解消した時点で、予備役民兵師団(民兵連隊×3、砲兵連隊×1)を大量生産、同時に、予備役戦車師団も大量生産。割合は7:3ぐらい
- 1939年夏までに大量生産を続け、陸軍連隊を1000個連隊にする
- 1939年夏以降は徴兵制度を「三年兵役制」へ切り替え。師団の新規作成をストップ(ドクトリン研究が進んで5個連隊編成が可能となったら、民兵師団向けの対戦車砲を増産)
- 指導力の分配を変更し、研究や外交から4〜5ポイント程度を士官へ振り分け
- 「冬戦争」が発生したら、戦時中全ての指導力を士官へ振り分け。(「随意徴兵制」実施時は士官の増加効率が高いため)
- あとは独ソ国境に要塞線を構築しつつ、バルバロッサの発動を待つ
1941年
とまあ上記のような準備を整え、手ぐすね引いてバルバロッサ作戦の発動を待っていましたが、ドイツは攻めて来ませんでした。まあ、ドイツAIに開戦を躊躇させるほどソ連の陸軍力が増加してたって証拠でも有りますが・・・・。
これでレンドリースで自動的にIC確保でウハウハというソ連の必勝パターンが無くなった模様。
年末に日本が対米宣戦布告。
1944年
イタリアに米軍が上陸しているので、どうもそちらへ戦力を割かれている模様。
ドイツAIが「背後から一刺しなんてするなよ!絶対するなよ!!」と絶叫している声が聞こえたので、ご期待に沿って対独宣戦布告。
圧倒的な戦力差を生かし、一ヶ月でハンガリー・ルーマニア・フィンランドを共産化。さらに(共産化)ポーランドを解放。
ポーランド中央部で包囲されたドイツ軍部隊。陸戦はすべてAI委任していますが、結構アテにできる感じです。
1945年
1月。ドイツ本土はほぼ占領。さらにソ連軍の先鋒はドイツ占領下のフランス・デンマーク・ベネルクス三国へ到達。イタリア北部へも侵攻を続けています。
2月には枢軸国は全面降伏。フランス・デンマーク・ベネルクス三国・ノルウェー等、ソ連軍の影響下に有った連合国国家が一挙に共産化。また、イタリアはソ連へ降伏して共産化。米国により占領されていた領土を含め、旧領土を一気に回復しました。