「ガイガーカウンターミーティング」に行ってきた。

6月11日(土)開催:「ガイガーカウンターミーティング」:東日本大震災復興支援「Arts Action 3331」:3331 Arts Chiyoda

↑に行ってきました。
togetterでのまとめはこちらを参照。
以下、つらつらと自分の感想を

  • たぶん、東京一ガイガーカウンター携帯線量計密度が高い空間だった
  • 一部で話題のロシア製(というか旧ソビエト軍仕様)ガイガーカウンター「DP-5V」持ちが4人ぐらい居たんじゃなかろうか。こんなの絶対おかしいよ!
  • こんなにまとまり感があるイベントは初めて。もう何も怖くないレベル。
  • 福島県某所の土壌サンプルを測らせてもらいましたが、余りの計測値に何も言えなくなった。東京で「ホット」と言われている場所とは桁が違う・・・
  • Cs-137サンプルに群がる人々(自分を含む)は正に空港でヨン様を囲む女性ファンのようなノリ。
  • 自分の持ってる携帯線量計の校正をしたところ、メーカーの言ってる「カウント−線量」変換係数がまったく当てにならない事が判明。詳細は後述する予定
  • でも、全般的にだいたい合ってる線量計のほうが多かったんじゃないかな。新品が多いのであまりズレが生じていない可能性もあるけど
  • この手の「研究者と市民の交流を図ろう」系の科学イベントは往々にして、受け手の求めているモノ(だいたいで良いから分かりやすい説明)と説明側が与えようとしているモノ(科学的な考え方)とのあいだに大きなズレが出がちですが、今回のイベントでは見た感じでまったくズレが無かった気がしました。研究者側も参加者側も「如何にして精度の良い測定を行うか」「如何に正しい知識を広めるか/得るか」という点で一致していました。これって凄いことでは?(過去にこの手のイベントで説明する側だったので、過大評価になってるかもしれない。でもこのノリは本当に凄いと思った。)
  • Cs-137サンプルの計測イベントについてだけは、もうちょっと段取りを良くしたほうが良いと思います。特に、16:00からの計測イベントで他の人の測定機器の後ろから測定せざる得なかった人が多数居ましたし。計測イベントのテーブルについては整理券とか配った方がよかったかも。

全般的に科学イベントとしては大成功だったと思うが・・・原発事故という危機的状況が背景にあることを思うとやっぱり喜べないなあ。