軍事研究2010/5
- 出版社/メーカー: ジャパンミリタリーレビュー
- 発売日: 2010/04/10
- メディア: 雑誌
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気になった記事をいくつかメモ
- QRD2010(米国の「四年毎の国防方針見直し」報告2010年度版)特集で一番驚いたのは、無線起爆型のIED(仕掛け爆弾)を無力化するために電子戦機を使用する構想があるという記事。・・・・・いやどこまで贅沢な戦争する気だ。
- 前回のQRDでやたら強調されていた"Transformation"というキャッチフレーズが今回のQRDではほぼ使われていない。要はラムズフェルド路線の完全否定。
- アメリカ級強襲揚陸艦(LHA-6)はF-35Bを積む事が前提になってるけど、開発大丈夫かねえ。代替機種が無いのでどうにかするんだろうけど。
- ハイチ支援活動についての記事。JICAや他国のNGO等とも情報交換・連携を行っている様子(ところで「友愛ボート」構想ってその後どうなったんだろうね。言いだしっぺ本人も忘れてるんじゃなかろうか。普段からNGO,NPOとの関係を強化するという発想自体は悪くないと思うんだが。災害派遣だけではなく、自衛隊の第一の任務「通常戦力による大規模侵攻への対応」でも、国際NGO,NPOの存在はおそらく無視出来ないだろうし。)
- カラーページのFX絡みの話で、FXについて米軍機を導入するケースを「アメリカ完全依存型の戦闘機体制」、タイフーンを導入するケースを「バランス型戦闘機体制」と表現している。どうも記事を書いた軍事情報研究会はタイフーン派っぽい。個人的には同感なんだが、過去のFX導入の経緯をふりかえるとやはり当て馬臭が・・・でもF-4のリプレイスとしては悪くない選択肢だと思うけどね。国内の技術育成を含めて。(昔々、Super EF2000にはまり込んだ経験からどうもタイフーンに甘くなってる気もする)
- 連載「装甲の発達と防御メカニズム」はハイパーT-72神タイム