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施川 ユウキ「バーナード嬢曰く。 」感想

Kindle版が出てたのに気づいて購入。
どういう漫画かというと、だいたいこんな感じ(公式Tweetから)


本読むのが苦手だけど読書家ぶるために努力を重ねる町田さわ子(自称、バーナード嬢)、めんどくさいSF小説ファン(「めんどくさいSF小説」のファンじゃなくてめんどくさい「SF小説ファン」)神林しおり、そしてブームが過ぎたベストセラー本を読むのが趣味の遠藤、といった素直じゃない面子が図書室を舞台にうだうだと過ごす日常系?コミック。
本好きあるあるネタの宝庫というか、特に神林さん(上のTweetで秘孔突かれてる人)が他人とは思えないというかお前は俺かと言いたくなるぐらい「めんどくさいSF小説ファン」でお勧め。


あ、でもちょっと思ったのが、ハインライン夏への扉」をストレートに薦めてるところは「めんどくさいSF小説ファン」として世代の差(あるいは環境の差)を感じた。

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

自分が自覚的にSF者になったのは中学時代で90年代前半だったけど、ちょうどこの頃は夏への扉が絶版状態で、かといって高校の図書室には入ってないし古書を漁るにしても今みたいにネット通販で買えるワケもなく、県庁所在地の古書店に行ってもSFなんてそうそう置いてるワケもなく。

なのにSFMのオールタイムベストやハヤカワの「SFハンドブック」で一位だわで、いやそりゃ図書館充実してる地方都市とかに住んでいれば読めるし、首都圏に住んでれば神保町で簡単に入手できるだろうけど、九州の片田舎で中学生の行動半径を考えると入手は絶望的なんだよな。

SFハンドブック (ハヤカワ文庫SF)

SFハンドブック (ハヤカワ文庫SF)

そうそう「SFハンドブック」と言えば、取り上げられてた本の半分以上は当時絶版だった記憶があって、ハンドブックで推薦するんならその前に復刊しやがれぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬちゃんと商売しろハヤカワ!・・・ゼェハァ・・・・・・お見苦しい所をお見せしました、今しばらくお待ちください。


とまあ、そういうコンプレックスがあって未だに「夏への扉」読んでないんだけど、SF読みたいって人へ素直に「夏への扉」を薦めれるような大人に成りたかった。

まあ何が言いたいかというと、俺ってほんと「めんどくさいSF小説ファン」だなあと再認識させてくれた本。めんどくさい人へお勧め。