今更だけどKerbal Space Programやらないか?

今、Steamでセール中なので今更だけどKerbal Space Programについて紹介。

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Kerbal Space Programとはどんなゲームなのか?


一言で言うと、架空のKerbol星系を舞台とした宇宙探査ゲームです。好きなように部品を組んでロケットを組み立て、惑星探査機を打ち上げるだけのゲーム。戦闘とかそういうのは無い。
取り敢えず、ニコニコ大百科の記事読んだほうが早い。

Kerbal Space Programとは (カーバルスペースプログラムとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

プレイの雰囲気についてはこの動画を参照。
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特徴としては、物理演算により(大分端折ってる感じはするものの)かなり「それっぽい」動きをすることです。具体的に言うと、打ち上げ時はある程度高度を取った後は東向けにする必要があったり(参照: 人工衛星を載せたロケットは、なぜ東向きに打ち上げるのですか? | ファン!ファン!JAXA! )、スイングバイやホーマン軌道( Interactive Illustrated Interplanetary Guide and Calculator for KSP )を考慮したりといった工夫がそのままゲームプレイ上の面白さにつながってくるという点です。まあ、正直な所そこまで厳密ではない部分もありますが、リアリティとゲームプレイ上の面白さとのバランスが絶妙です。
とは言え、欠点は結構あります。軌道計算UIは上手くできているものの、理解するにはそれなりの背景知識が必須です。また、UIは不親切ですし、手取り足取りチュートリアルもありません。例えば

操作説明 - Kerbal Space Program Wiki*

のキー操作を覚えておかないとまともにロケットを飛ばす事は難しいですが、操作の解説などは未だにゲーム中には存在していません。


とまあ、色々と欠点は山積みな、「自由にロケットを組み立てて架空の太陽系で宇宙探査出来る」ってだけのゲームですが、「自由にロケットを組み立てて架空の太陽系で宇宙探査出来る」事にワクワク出来るようであれば間違い無く面白いゲームです。

スクリーンキャプチャ

サイエンスモード(宇宙探査に成功することで使用できる部品が増えていくキャンペーン)中のスクリーンキャプチャですが、最祖はこの辺の小さめのロケットで大気圏脱出が精一杯。

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探査計画を積み重ねることでパーツが増えていき、有人火星探査(正確に言うと、Kerbol星系の火星に相当する惑星への探査)も可能な超大型ロケットを建造。適切なタイミングで点火しないと、発射台の上で大炎上する危険性が在ることは秘密。

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まあ、軌道に到達するのは先っぽの方の惑星間巡航モジュールだけなんですけどね。

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祝!火星初上陸
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金星(に相当する惑星)上の無人探査機。地球並みの重力と分厚い大気のため、着陸後に再度離陸して軌道に戻る事は非常に困難です
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金星周回軌道上を回る別の無人探査機。日光を浴びて濃密な大気の層が輝いている事が確認できます(つまりは、一低高度を切ると大気との衝突抵抗によりブレーキがかかる事を示しています)。

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同じ探査機をオービタルマップ(航法のために軌道を確認するための画面)上で見た画面。
画面中央の変なアイコンをグリグリすることで、進行方向への加減速・進行方向上方/下方への加減速・進行方向左右への加減速を設定した場合の軌道を確認できます。ただし、設定したとおりに手作業でエンジンを吹かしてやる必要があります(オートパイロット機能ではなく、あくまで加速・減速のタイミング、方向、強さ、長さをマーキングするためのツール

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