Hearts of Iron 3 プレイ日記 その3

ソ連編(その1)
ソ連編(その2)

プレイ二回目。
1936年シナリオ。連合国の噛ませ犬ことフランスプレイ。

1936年のフランス

一応、英国と並ぶ連合国二大強国ではあるものの・・・指導力14.30、実質ICは67というトホホな状態です。また、第一次大戦で人命をすり減らした結果として、マンパワーにはマイナス補正(人口危機)が付いているため、歩兵を中心とした軍拡は厳しい状況。

さらに、国内政治的には共産主義からファシズムまで多様性を受け入れる、多様性に富んだ民主的政体・・・って。どう見ても分裂一歩手前だよ。

国民結束度も脅威の35%・・・・(その後、イベントにより7%増加)。大粛清前のソ連でも50%は有ったのに・・・・。

結論: どうしてこんな事になるまで放っておいた?

プレイ指針

重戦車と歩兵の組み合わせで、対ソ戦にかまけているドイツを蹂躙

1936年〜39年

海外植民地から部隊を引き上げ

数少ない常備師団は海外植民地警備に就いているので、全部本国へ呼び戻します。本国陥落が防げれば、植民地はどうとでもなりますし。

徴兵法を義勇兵制度へ

初期状態では二年兵役制になっていますが、連隊を低コストで増産するために義勇兵制度へ移行します。とにかく開戦までに貧弱な陸軍を強化しないと、史実通り電撃戦で蹂躙されるので。

常備部隊を仏独・仏伊国境へ配備

1939年にはドイツと開戦することになりますが、ギリギリまで義勇兵制度を続けて低コストで連隊を生産する予定です。その際、ドイツと直に国境を接するマジノ線に予備役部隊を配置しておくと、さすがのレベル10要塞といってもあっさり突破される可能性があるため、予備役のマジノ線配置部隊を植民地から引っこ抜いた現役部隊と置き換えます。
また、中途半端にしか要塞化されていないイタリア国境にも現役部隊を配置しておきます。
予備役部隊については、1940年までは安全なベルギールクセンブルグ国境地帯へ配置します。

マジノ線延長

ダンケルク〜マジノ線までのプロビンスに陸上要塞を構築します。
マンパワーにマイナス補正が付いており、指導力的にも陸軍ドクトリンでドイツに優越できない以上は、動的防御なんてムリです。要塞線による静的防御に徹します。

重戦車連隊の量産

重戦車の生産が行えるように成ったら、全師団を歩兵連隊と重戦車連隊との混成編成(重戦車×1、歩兵×2)へ移行します。重戦車が行き渡ったら、諸兵科連合ボーナスが付くよう、重戦車の比率を高めます(重戦車×2、歩兵×1)。
ついでに、既存の中戦車連隊についても重戦車へ転換しましょう。重戦車に加えて中戦車の技術開発を行う余裕はありません。機動戦?何それ。


1939年のフランス北西部。未だに要塞レベルの低いマジノ線延長部に、重戦車連隊を含む師団が重点配備されています。

1939年〜1941年


1939年8月。ドイツが動員開始。直後にポーランドへ侵攻。第二次大戦が開始されました。
フランスは重戦車連隊量産の最終バッチ生産が終わるまで総動員を待機。10月に入ってから動員を開始します。


散発的にドイツ本土への上陸を繰り返しては壊滅するイギリス軍。勿体ない。


イタリア海軍の主力艦は壊滅させたものの、ドイツと共に潜水艦戦で意外な粘り強さを発揮。対潜水艦戦(ASW)系ドクトリンを放置していたことも相まって、フランスの輸送船団が物凄い勢いで溶けていきます。慌ててドクトリン開発+船団生産。

1942年


3月。日本が対米戦争開始。
・・・・ここで今後のプレイを決する予想外の罠が発動していたが、この時点では気付かず。
欧州方面では、フランスが北アフリカへ再上陸し、イタリアから旧フランス領を回復。シシリーへ上陸したものの、イタリア本土へ上陸する兵力の余裕がなく(というか増援に来るはずのドイツ軍からボコられるのが確実なので)手詰まり。

1943年

3月。

もうそろそろ連合艦隊も壊滅したかなと判断したので、台湾および日本へ上陸開始。

6月。

日本本土を完全占領。国民党中国が日本に合併済みだったので、まだ大陸方面に大量の日本軍が残ったままであるものの、まあそのへんは米国が何とかしてくれるものと思われ。
同時に日本に占領されていた仏領インドシナも再占領。

ほぼ同時期、ソ連がドイツへ宣戦布告。

9月。


独仏国境のドイツ軍がかなり薄くなってきたので、そろそろドイツ領へ侵攻を開始してみる。物凄く・・・・牛歩です。

その後一年、のたりのたりとドイツ・イタリアを蝸牛の歩みで侵食していきます。
当初の想定だと、兵力の有り余る米軍が機甲部隊の増援を送ってくれると思っていたのですが・・・・。
実は米国は「日本から宣戦布告を受けた」状態であり、それを受けて連合国入りしたために(既に対独戦争を行なっていた)連合国も日本と交戦状態に入りましたが、肝心の米国はドイツとの交戦状態に入っていないという状態でした。
また、今現在米国は日本支配下の中国大陸へ侵攻をおこなっており、陸上兵力に余裕が無いようです。つまり、ヨーロッパには米軍の増援は来ない・・・。

1944年

9月。実質的に第二次大戦は終結。


欧州の勢力図。
南部ドイツ(ミュンヘン等)がソ連占領下となっており、史実と比較すると連合国の支配領域はかなり減少しました。あと、ノルウェーも共産化。



東アジアの勢力図。日本本土はフランス占領下。大陸中国および旧満洲国の大半は米国占領下。朝鮮半島南部で日本軍が粘っていますが、もう勝敗は決しています。
なんというかこー。米国が史実のベトナム戦争が子どもの遊びに思えるぐらいの壮絶な泥沼にはまり込みそうな悪寒。まあ、仏領インドシナと日本本土を抱えるフランスも似ったり寄ったりですが。

1945年以降

冷戦を見据えた核開発+弾道ロケット開発に成功。米ソに対して圧倒的な優位を示し、フランスの明日は明るい・・・とはとても思えませんが。
ソ連との国境地帯に要塞ラインを構築してソ連軍相手に防衛できる体制を整えましたが、ソ連が核開発に成功したら紙くず同然ですし。色々と面倒を抱え込んでしまった連合国と比べると、実質的にはソ連の勝利という気がします。



あのカオス状態だったフランス国内政治状況がここまですっきりと・・・って冷戦期の自民党も真っ青な一党支配体制ですが。極端なんだよ色々と。



ゲリラが跋扈する米国領フィリピン。



勝利条件的には共産圏とタイ。勝利ポイント的には圧勝・・・・とは言え連合国の未来は暗い。