Hearts of Iron 3 プレイ日記

年末に狂気のような割引価格で購入したHearts of Iron 3 Collection(HoI3)をソ連でプレイ中(初回プレイ)。

HOI3のゲーム内容や入手方法については「HoI3DataWiki」参照。

今のところ、バルバロッサ作戦までしか進んでいないのでまだまだ完走したとは言い切れませんが、プレイ報告。
1936年スタートのソ連プレイ。プレイ目標は手堅く「打倒ドイツ」で。

ICより重要な指導力(leadership)

HOI3から導入されたパラメータ。高等教育を受けた人材を表します。この人材をを研究・諜報・外交・士官の各分野へどれだけ割り振るかを決定する必要があります。とりあえず研究を最重点に割り当て。

この配分でさらに研究分野を陸戦装備と陸戦ドクトリンへ傾ければ、1941年の時点でドイツとほぼ同レベルの陸軍を持つことが可能です(実はドイツの指導力ポイントはソ連の倍近くあったりしますが、HOI2と同様に先走り過ぎる研究にはマイナス補正がかかり、かつCPUは研究分野をそれほど絞ってこないので引き離されずに済みます)。
研究の優先順位としてはだいたい

産業系技術 > 補給関連の理論 > 陸戦ドクトリン > 中戦車技術 > 歩兵装備 > 迎撃機

ぐらいで。

地味に効いてくる結束度(Unity)

これもHOI3から導入されたパラメータ。国民の結束度というとピンときませんが、要は国がどれだけ強権を発動できるのかを示すパラメータです。平時の工業力(IC)と予備役兵力の両方に効いてきます。

戦時経済制への移行

HOI3では国内経済の戦争への動員状態を「法律」という形で表します。平時状態(Full Civilian Economy)、基礎的な動員(Basic Mobilization)、総動員(Full Mobilization)、戦争経済(War Economy)、総力戦動員体制(Total Economic Mobilization、戦争中のみ)と名前がきな臭くなるにつれて戦時体制へと移行し、IC(つまりは国家が戦争のために利用可能な工業力)が増えていきます。まあペナルティも有るにはありますが、それを補って有り余るほどICが増えます。

問題は、結束度が一定以上でないとより戦時体制の強い経済制度への移行が不可能な点です。まあ、戦争に入ってしまうと無条件で総力戦動員体制に移行するのですが、ソ連の場合(比較的短期間で終わる冬戦争を除くと)1936年〜1941年までは戦争になりません。
来るべき独ソ戦のためには、平時から軍事生産を可能な限り高めなければなりません。そのためには結束度を出来るだけ上げ、戦時経済制への移行を行う必要があります。

予備役部隊の扱いと徴兵法(Conscription Laws)

HOI3では、平時からフル充足状態の常備連隊と、総動員実行時や戦時にのみフル充足となる予備役連隊とが区別されています。
予備役部隊は維持費もかからないし必要な工業力も低いしお買い得・・・・ではあるのですが、フル充足状態へ持って行くにはそれなりの時間がかかる(平時に総動員を掛けようものならコストも非常に高い)という欠点があります。

ただ、徴兵制度の厳しさによって欠点をある程度緩和することが可能です。徴兵制度は緩い順から義勇軍(Volunteer Army、平時の予備役連隊の充足率は25%)、一年兵役制(One-Year Draft、33%)、二年兵役制(Two-Year Draft、50%)、三年兵役制(Three-Year Draft、75%)、さらに戦時のみ施行可能な随意徴兵制(Service by Requirement、予備役部隊もフル充足)と段階的に移行します。

で、この移行についても経済制と同様に結束度がある程度高い必要があります。

赤軍大粛清イベントの評価

1936年でスタートした時点で、ソ連の結束度は55%程度。経済体制としては「基礎的な動員」、徴兵法は「義勇軍」という有り様で、マトモに戦争できるような状態ではありません。
この状態を脱するには、1937年初頭に選択できる「大粛清」イベントを実行しましょう。まあ将軍が大量に消えますが、とにかく結束度が+20され、「戦争経済」や「三年兵役制」を施行することが可能となります。(「義勇軍」を採用していると部隊を非常に低コストで編成できるので、「三年兵役制」への移行は開戦数カ月前ぐらいまで待つほうがいいかも)
恐らく、マトモに独ソ戦をやろうとするならば必要不可欠です。
HOI2の場合、「大粛清」イベントにはあまりメリットが無かったのですが、HOI3ではかなりメリットのある選択肢となっています。

(もっとも、どこか国境を接していない中立国と開戦して無理やり戦時状態にするということも出来そうですが・・・)
以下、続くかも