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青い星まで飛んでいけ

読書

青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫JA)

青い星まで飛んでいけ (ハヤカワ文庫JA)

短編集や雑誌掲載時に読んでた短編も多いが、収録作を改めて読みなおしてみると、閉塞感や無力感からの脱出や克服を扱った作品が多い印象。(「彗星都市のサエ」「静寂に満ちていく潮」「占職術師の希望」「青い星まで飛んでいけ」あたり、「グラスハートが割れないように」も・・・かな)
「守るべき肌」だけは設定に微妙な違和感を感じた。その時点では軽元素しか収集されないとしても、「開発」が進んだ段階で重元素も収集される可能性があり、そのときには精錬済みの重元素の塊が放置されるとは限らない。もちろんそれは可能性でしか無いが、逆にそういう可能性がある以上、総意集約用の擬似人格が物理的な実体を防衛する努力をあっさり放棄するという描写には非常に違和感を感じる。