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海洋帝国の興亡?

雑記

世界の海をめざす中国海軍の危険な野望 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト 世界の海をめざす中国海軍の危険な野望 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

てか、ブクマでは他人事のように"面白い時代になってきた。"と書いたが、良く考えるまでも無く、日本にとっての生命線となる中東との海上交通網が脅かされる事態な訳で。

これを見れば話は早い。
(色付けされたラインは海上航路。赤が活発な航路で青は逆)

画像はこちらの"Commercial Activity (Shipping)"より。

日本の企業が、中東やオーストラリアから資源を輸入し、米国や欧州へ製品を輸出できるのもこれらの海上交通網が(たまに海賊出たりするにせよ)まあまあ安全に使用できるから。
その安全が誰によって保たれているかと言うと・・・WW2以降は、米軍の圧倒的な海軍力(米国もこれらの海上交通網に依存しているので、海上交通網を武力で切断しようとするなら、自動的に米国にケンカを売ることになるため)。
80年代バブル期の日米貿易摩擦(当時は日本経済は世界のお手本で、アメリカは負け犬扱いだったんだよ。世代によっては信じ難いかも知れないけど)でアメリカが事有るごとに主張していた「安保ダタ乗り論」は、"アメリカがわざわざ日本の防衛の一部を肩代わりしているのに生意気だ"というだけではなく、"安全に貿易できる秩序を維持する義務をアメリカに押し付けて、日本だけ甘い汁を吸いやがって"という意味合いが強い。
まあ、覇権を押し付けた側の勝手な言い草だと思うけど、世界史上でも類を見ないぐらいに甘い汁を吸えたことは事実だと思う。日本だけではなく、アメリカの覇権に組み込まれた東南アジア諸国や台湾も同様。
それにしても、経済的な損得だけを考えればこれまでのようにアメリカに覇権国家の義務を押し付けて、自分たちは「タダ乗り」して経済成長を突き詰めるというのも十分アリな選択肢だと思うが、中国共産党(あるいは人民解放軍)にはどうもその気は無いっぽい。

他人事として見ることが出来るのであれば、この先10〜20年ぐらいは歴史の転換期となる面白い時代になりそうな予感。問題は、どう考えても転換期の混乱が自分の財産とか人生設計とか生命を直撃しそうなことぐらいだ。

追記 2010/05/04

【首相訪沖】首相「海兵隊が抑止力と思わなかった」 - MSN産経ニュース 【首相訪沖】首相「海兵隊が抑止力と思わなかった」 - MSN産経ニュース

いろんな意味で衝撃発言なニュースだが(でも、マスメディアでは前総理の漢字読み間違えほど叩かれないんだろうなあと予想できるのが空しいけど)、これも"覇権の押し付け"に対する反発が先走って、その裏にある抑止の論理とか日本が得てきた利益について余りに無自覚だったことが原因じゃないかと思われ。世代的にも、団塊の世代は上で書いたような考え方を嫌うよね。そのうえ鳩山首相は70年代前半の"Love&Peace"真っ盛りの時期に米国留学してるし。