Harpoon

最近Harpoonにはまり込み中。

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一言で言うと、リアルタイム制の海戦シミュレーション。PC9801時代には日本語訳版もやり込んだなあ。
詳細についてはこちらを参照。

現在ダウンロード販売されているHarpoon Commander Editionでは、北大西洋での米ソによる第三次世界大戦を扱ったシナリオの他に、地中海・中東・西太平洋(日本含む)その他を扱ったシナリオが収録されている。

このゲームは当時では珍しいリアルタイム処理を行っていた。また、レーダーを使って索敵することでレーダー波を逆探知される危険があったり、艦艇の速度が早くなるほどソナーの能力が落ちて逆にソナーで探知されやすくなるなど、ゲームシステムも革新的。

現代海戦と言うと、艦隊対艦隊でのミサイルの打ち合いで決着がつくような印象があるが、Harpoonでは艦隊の防空能力が米ソ共に高く評価されており、普通の規模の艦隊同士が対艦ミサイルを打ち合った場合、それぞれの艦隊が発射できる数の対艦ミサイル(30〜40発程度)ではまず相手に致命傷を与えることは出来ない。せいぜい艦隊の外周にいるフリゲイトを沈めることが出来る程度。

ミサイルで決着をつけようとするなら、航空機を使って一度に50〜100発近いミサイルを撃ち込み、相手の防空システムを飽和させる必要がある。そのため、米軍・NATO側では空母機動部隊が、ソ連側では長射程対艦ミサイルを積んだ爆撃機が、それぞれ切り札となる。
あるいは、潜水艦を相手の艦隊の輪形陣に潜り込ませるか。

ゲームデザイナーの水上艦艇に対する認識は、↓に結構近いと思われる。(その認識が正しいかどうかはまた別の話)

本当の潜水艦の戦い方―優れた用兵者が操る特異な艦種 (光人社NF文庫)

本当の潜水艦の戦い方―優れた用兵者が操る特異な艦種 (光人社NF文庫)


Harpoonのデモ版はこちらから入手可能。現代戦好きにはお勧め。